今宵全ての恋人達が幸せでありますように…☆
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キスしてそして愛の台詞を囁いてよ!
アアなんてロマンチックなの…!
“せっかくの七夕だというのに生憎の悪天候で…” アナウンサーのそんな言葉で、ああそういえば今日は七夕だったな、と初めて気付いた。今日は朝から曇っていて、昼過ぎからは雨が降ったり止んだりしていた。ふと窓の外を見ると、空から黒く厚ぼったい雲が垂れ下がっている。じっと目を凝らすと、薄く細い雨の線が見えた。 今、英士は家に一人。父親の帰りが遅いのはいつものことだが、いつもならこの時間には居るはずの母親と姉も不在だ。母親は、友達と映画を見に行くと言って、英士が学校から帰って来たのと入れ違いに家を出た。天気の悪さを吹き飛ばすような華やかな服装と、いつもよりずっと濃い化粧に、相手は男だな、と英士は推測した。服と化粧はまだ目を瞑るとしてもその鼻を歪ませるほどのきつい香水は止めた方がいい、すれ違いざまに忠告しようと思ったが、ぐっと言葉を飲み込んだ。姉は友達と夏物セールに出向き、その後夕飯を食べ、飲んで帰るから遅くなると、先週から言っていた。 せっかくの七夕だというのに自分は一人コンビニで買った冷やし中華を食べながらテレビから流れるニュースをぼんやりと見ている。なんという味気無さ。でもまあ七夕だからといって何の感慨があるわけでもないけど。そう思いながら最後の一口を口の中に納めた後、烏龍茶を啜ってコップを置いた。次の瞬間、インターホンが鳴り、一瞬心臓が跳ね上がる。一体誰だろう。母さんか、姉さんか、どちらかが予定よりも早く帰宅したのか、それとも何かのセールスか。そんなことを考えながら立ち上がっている間に、何度も何度も立て続けにピンポンピンポンピンポン、けたたましく呼び出し音が鳴る。 (一回押せば分かるって!) 一気に不愉快な気分になった英士は軽く舌打ちして玄関へと急いだ。 来訪者は全く予想外の人物だった。 「………潤慶!?」 ドアを開け、韓国にいるはずのいとこを前にした英士は唖然とし、信じられないような気持ちで目の前のいとこの名を口にするのが精一杯だった。 「ヨンサ久しぶり!」 会えたのがよほど嬉しいのか、潤慶は英士に思いきり抱き付いた。いきなり抱き付かれ、よろけそうになりつつもなんとか必死で潤慶を受け止めながら英士は考える。これは夢なのか、と。夢にしてはやけにリアルだ。『英士』を『エイシ』ではなく『ヨンサ』と発音する、彼の言葉、その声。どう見ても自分と血縁者であると分かる似通った顔の造り。そして何より、今体に感じる相手の体温。密着した体から伝わって止まぬその温度、それは軽い性的興奮を呼び起こすのに足りるほどに生々しい。そう、夢にしては、血が通い過ぎている。 「ヨンサ?」 最初に名前を呼んでから何の反応も示さない英士を訝しく思ったのか、潤慶は体を少し離して英士の顔を覗き込んだ。 「ごめんごめん。いや、ちょっと、これは夢なのか、それとも夢のような現実なのか、どちらか判断がつきかねて時が止まってた」 「現実だよ」 ほらね、と言いながら潤慶は英士の頬をきつく抓った。 「!! いたい! 何するんだ!」 「現実だって分かっただろ? とりあえず早く家入れてよ、僕疲れてるんだ。失礼しまーす。あ、はい、これお土産」 靴を脱いで家に上がりながら、潤慶は英士に紙袋を渡した。 「何これ?」 「キムチ」 「あっそう」 肩から下げていた鞄を床に置きながら潤慶はキョロキョロと家の中を見回す。 「あれ? 一人?」 「うん、父さんは仕事。母さんと姉さんはそれぞれ友達と遊びに行ってる」 床に置かれた潤慶の鞄を持ち上げて奥の部屋に進もうとする英士に、一言お礼を言ってから、潤慶も英士の後に続いた。 (前に会ったときよりもずっと大人っぽくなってるなあ) 英士の後ろ姿を見ながら潤慶は思った。 「じゃあ二人きりなんだ。あーなんか緊張しちゃうな」 (よく言うよ) 英士は潤慶の台詞に少々の呆れを感じ、なおざりに相槌を打っただけだった。潤慶の口調や表情は柔らかで軽く、緊張した様子など微塵も無かったからだ。 「で?」 潤慶の前に冷たい烏龍茶の入ったコップを置きながら英士が問うた。 「『で?』とは?」 お茶を出してくれたことに短くありがとう、と感謝の言葉を口にしてからコップに口を付ける。潤慶はこういうところで妙に律儀だ。決してお礼の言葉を忘れない。そんな潤慶の態度に、相変わらずだな、と英士は思う。そこに呆れの気持ちはない。あるのは安心感。そして湧き上がってくる親愛の情。そうだ自分は彼のこういうところをとても気に入っているのだ。そのことを今思い出した。いや、しかし、今はそんなことよりも、いや、そんなことと言ってしまってはいけないが、今まず第一に言及されるべき問題があるはずだ。 「一体わざわざ何のためにここまで?」 英士のその質問に対する潤慶の回答は、 「七夕だから」 「はあ?」 「いきなり押し掛けてごめんね。迷惑だった?」 「いや、そうじゃなくて、いやいや、そういうことが問題なんじゃなくて」 「じゃあ何が問題?」 「冗談だろ?」 「何が?」 「七夕だから来た、なんて」 「え? ほんとだよ。七夕だから来たんだよ」 「嘘だろ?」 「え? 何? ヨンサもしかして七夕伝説知らない?えっとね、七月七日は、織姫と彦星が年に一度だけ会え 「いや! そうじゃなくて! いや、それは知ってる、分かってる! だから俺が言いたいのはそういうことじゃなくて!」 「あはははは、ヨンサ、何必死になってんの?変なの」 「いや! 変なのはお前だ!」 わざわざここまで出向いた理由が『七夕だから』だなんて、英士には俄かには信じられないことだった。 「ほんとは他に何か理由があるんだろ? 何か用事があるんだろ?」 疑わしげな様子の英士に潤慶は笑ってしまう。何度言っても信じようとせず、あからさまな疑問符を投げかけてくる英士は、潤慶の目には扱いにくい子供のように映った。 「何笑ってるの…」 むっとした気持ちを隠そうとしない英士に、潤慶はまたしても笑いを誘われる。 「いや、だって、ヨンサがあんまりにも疑り深いから…、なんか可笑しくて」 「久々に会ったっていうのにお前はそういう態度を取るわけね」 「そんな。その台詞そっくりそのままヨンサに返すよ。ヨンサに会いたいがために七夕にかこつけて単身で異国にやって来た健気ないとこを疑うんだもんなあ。傷付くよ」 テーブルに頬杖をついて笑顔を寄越してくる潤慶から、英士は思わず視線を逸らした。潤慶が腹の底でどういうことを考えているのかは分からない。だが、そんなことはどうでもいいことのように思えてしまうほどの、眩しいくらいに無邪気な微笑み。 (不覚だ。うっかりドキドキしてしまったじゃないか) 英士は心の中で舌打ちをした。 「会えて嬉しいよ」 ふとそう言ったときの潤慶の口調はとてもさり気ないもので、ともすれば、あっそう、などと軽く相槌を打ってしまいそうなほどだった。しかし、そっと潤慶の顔に視線を戻した途端、英士は息を呑む。潤慶は口元には軽い笑みを浮かべていたものの、目は真剣そのものだった。 「ヨンサは?」 真剣さを瞳に湛えたまま訊いてくる潤慶から目を逸らそうとしても逸らすことが出来なかった。返答の言葉が口から出て来ない。 二人には日本―韓国間は果てしなく遠いように感じられる。二人が会えるのは年に一、二回程度だ。それはとても少ない回数で、だから会えるときはとても貴重でとても特別な時間だ。今がその貴重で特別なときなのだ。こうして自分が返答に詰まっている間にも、一秒、また一秒と大切な時間が虚しく浪費されていく。英士は強い焦りを感じた。七夕であることを口実に自分を訪ねて来てくれた潤慶に会えて嬉しいかと訊かれ、何も答えることが出来ない。会えて嬉しいか、なんて、そんな、嬉しくないはずがない。嬉しいに決まっている。天帝に無理に引き離されたわけではないが、自分と彼とはまるで彦星と織姫のようじゃないか。会おうと思っても会えない場所で離れ離れに日々を送っていて、会えるのは年に一、二回(まあ、織姫と彦星の場合は一回きりだが)、そういう点において。 (…いや、違う、こんなことを考えている場合じゃない) 英士は何とか返答しなくては、と自分に言い聞かせる。何も無理に気の利いた台詞を言わなくてもいいのだ。『俺も嬉しいよ』、それでいい、ただそれだけでいいのだ。 「キスしてよヨンサ、それで、『会えて嬉しい』って言って」 …キス!? 唐突に潤慶の口から飛び出たその単語に英士は戸惑う。 潤慶は、どうしたものかと逡巡している英士の肩に手を置いて、音を立てて彼の頬に口付けた。 「会えて嬉しいよヨンサ」 耳元で囁くように言ってから体を離した。 英士は口付けられた頬に手を置いてしばらく唖然としていたが、何とか冷静さを取り戻す。 「自分からやってるし…」 「だってヨンサがしてくれないから」 「するわけないだろ」 「駄目だなあ、ヨンサは。そんなふうじゃ彼女もできないよ? まあ僕はヨンサのこと分かってるからいいけどさ」 「ならいい。お前が分かってるならそれでいい。そうだろ?」 「あはは、『そうだろ?』だって〜! すかしちゃって」 「お前ね…」 「好きだよ、ヨンサ。 ヒロちゃんの次にね」 愛の告白(?)の後、少々の間を置いて付け足された言葉に、英士はガックリと肩を落とさずにはいられなかった。 (やられた) 悔しさと、『こいつには敵わないかもな』というどこか諦めに似た気持ち。無邪気そうだけれど決して食えない、潤慶の、こちらを見つめてくるそのいかにも楽しそうな表情が憎らしい。 「まったく、お前には負けるよ」 それは純粋な降参の台詞ではなく皮肉だ。これで負けだなんて認めない。だってまだ今日会ってから一時間すら経っていない。 七夕の夜はまだ始まったばかりだ。 「来るなら来るって事前に一言言ってくれてたらな…」 「だって驚かせたかったんだもん」 「来るって分かってたら、笹とか買って七夕らしい準備をして待ってたのに」 「そんなのいいよ。僕はただヨンサに会いたかっただけ」 「帰るの明日だよな? せっかく来たんだから一馬や結人とも会いたいよね?」 「うん、会いたいよ。でも、どっちでもいいかな。だってヨンサに会うのが目的だったし。ほんと、七夕に感謝したいぐらい…あっ」 足を踏み外しそうになった潤慶の腕を、英士が咄嗟に掴む。 「何してんの。危ないな。足元注意しろよ」 「あ、うん、ごめん。ありがと」 二人はとあるマンションの非常階段を昇っている最中だった。 家でゆっくりと話をするのもいいが、せっかく来たのだしせっかくの七夕だから何かしようということになり、近くのコンビニで花火を買った。コンビニから徒歩五分、そのマンションの屋上を目指し、ひたすら階段を上がり続けた。二人の足音が響いていた。階段は、二人並んで歩くには少し狭く、先を行く英士に潤慶がついて行くことになる。英士の手には先程買った花火を入れたコンビニの袋が提げられていた。当然のように自分の財布から花火代を出した英士に、申し訳なさを感じながら、荷物を持つよ、と潤慶は言ったのだが、いい、と短く断られた。彼はこんなにもさり気なく優しい男だっただろうか。英士の後ろ姿を見ながら潤慶は思った。ついさっき掴まれた腕が今になって熱くなってくる。英士の身近にいる人間、それは例えば家族、親しい友達(そう、結人や一馬のような)は、英士からこんなふうにさり気なく、けれどもしっかりとした優しさを日々享受しているのかと思うと、彼らが羨ましくたまらない。自分がひどく損をしているような気持ちになる。遠く離れて暮らしている、そのせいで、側に居さえすれば自分も受けるはずであろう英士からの優しさを受けることが出来ない。 (あーあ…、不公平だ…) いつのまにか自分が拗ねた子供のように口を尖らしてしまっていることに気付き、潤慶は恥ずかしくなった。なんて子供じみた考えだろう、自分はなんて我侭なんだろうと思う。それでも、普段彼の側に居られないことがもどかしく思えてたまらない。勿論いつもいつも英士のことだけを考えているわけではない。自分には自分の住む場所がある。そこは日本ではない、韓国にある。家族があり、友達がいる。サッカーがある。遠く日本に住む愛しいいとこのことを毎日恋焦がれて過ごしているわけではない。だが英士のことはふとした瞬間に思い出すし、家族の中の誰かが彼のことを話題に出せば、彼について熱心に語ってしまうし、会いたくて仕方がなくなる。毎日想っているわけではないが、一日だって彼のことを忘れたことなどないのだ。ちゃんと心に英士が存在している場所がある。一度会いたいと思うと、しばらくはその考えに取り付かれてしまう。会いたい。ただひたすら会いたい。一瞬でもいいから会いたい、と。彼に会いさえすれば何もかもが良い方向に傾くだろう、世界がワントーン鮮やかになるだろう、と。だが実際に会ってしまうと、願いが叶った嬉しさと対立するような切なさが込み上げてきて複雑な気持ちになった。ほんのちょっとしたことで、今だけは側に居ても普段は離れ離れな自分達を思い知る。その距離のやるせなさに突き当たる。切なくなる。そしてしばらく後に必ず訪れる別れを思って辛くなる。限られた時間。そんな時間の中だからこそその間だけでも思いきり楽しむべきだと思う。それでも純粋には楽しめないのだ。どうしても拭えない辛さがある。 「屋上、やっと着いた」 そう言って足を止めた英士が目の前のドアを開ける。一気に視界が開けた。 「天気が良かったら星が見えたはずなんだけどね」 まあ見えるといってもそんなに綺麗な星空でもないけど、そう付け足しながら英士は袋から花火を取り出す。空は相変わらず真っ暗で雲は厚く、星一つ見えない。だが、少し前まで降っていた細い雨は完全に止んでいた。 “明日は全国的に晴れるでしょう” 天気予報でそう言っていたことを英士は思い出した。明日晴れても意味が無い。今日、この七夕の夜に晴れなくては意味が無いのだ。 「七夕の雨ってね、縁起がいいとも言うよね」 ロウソクにライターで火を点けながら潤慶が言った。 「それは初耳だな」 「雨は嬉し涙なんだよ。一年ぶりに会えて喜んだ二人が涙を流して、それで雨が降るんだ」 風が無くて良かったな。静かに揺れるロウソクの炎を見つめながら潤慶は思った。 花火をしながら、離れて過ごしていた日々を埋めるかのように二人とも喉がカラカラになってしまうほどたくさん喋った。それでも埋められないものがあることにはお互い気付いていたし、こんなふうに二人だけの楽しい時間が今だけのものだということも強く意識されていた。それはどうしようもないことだから、どうしようもない。でもせめて、花火の間だけは。どうしようもないけれど、それでも今こんなに幸せな時間を共有しているのだからいいじゃないか、幸せな二人じゃないか、そう思える。 月も星も出ていない暗い闇夜の下、二人を照らし出す火花。二人を包み込む煙。パチパチ、シャーッシャーッ、乾いた音が弾ける。鮮やかな色の火花が散る。火薬の匂いが甘ったるく感じられる。今この時間だけは。 けれど花火が終わってしまったら? どうしようもないことが、どうしようもなくやりきれなく思えて絶望してしまいそうな気がして怖い。 一度に二本の花火に火を点けようとする潤慶を、英士は咎めた。 「でもこうするとすごく綺麗だよ」 潤慶はそう言って、二倍の鮮やかさで弾ける花火を見つめながら微笑んだ。 そんなことしたら勿体無いではないか。終わりの時間が早まってしまう。そんなふうに急がないで。もっとゆっくり、一秒でも終わりを遅らせたい。けれど英士はそんな気持ちを言葉にはしなかった。 そんなふうにして一本、また一本と花火が減っていく。一秒、また一秒と終わりの時間が近付いてくる。 最後の一本を潤慶に譲り、英士は潤慶が花火をする様子をただ眺めていた。お前がやっていいよ、と言って最後の一本を手渡したとき、やはり潤慶は律儀に感謝の言葉を口にした。ありがとう。その一言。こんなにも綺麗に『ありがとう』を口にする人物を、英士は潤慶の他に知らない。そう思うと胸が詰まった。 無駄に喋ると、知らぬ間に花火が終わってしまう気がして、二人は言葉を発せず、息を詰めて花火を見守った。 最後の花火は、永遠に続くかと思われた。けれど、しっかりと終わりはやってきて、静かに燃え尽きる。 「あーあ、終わっちゃった」 そう言った途端、潤慶の目から涙が零れた。 「終わったのが寂しいっていうのもあるけど、でも、それ以上に、なんていうか、感動しちゃって、なんか、感動して、胸がいっぱいになったんだ」 潤慶の涙に少なからず動揺している英士に言い訳するかのように潤慶が言葉を紡ぐ。 英士はそっと潤慶の頭に手を乗せ、親が泣いた子供をあやすように撫でた。 「ヨンサ、前よりも優しくなったね」 「そうかな」 「そうだよ」 「もっと花火する? 買って来ようか?」 「ううん、もう充分」 泣き止んだ潤慶の頭から離れて行こうとする英士の手を潤慶が掴んだ。 「キスしてよヨンサ、それで、『会えて嬉しい』って言って」 そして目を閉じた潤慶の唇に触れたのは、英士の唇、 ではなくて、 「何これ!」 口に当たった、人間の唇とはかけ離れた無機的で硬い感触に潤慶は咄嗟に目を開けた。 「のど飴だよ」 飄々とした様子で、英士は潤慶の目の前に十粒入りのスティックタイプののど飴を差し出した。 「花火買ったときにこれも買ったの忘れてた。口寂しいんならこれでも舐めてなさい」 「何それ! ヨンサひどい! でもそういうとこも好き〜」 さっきまでのどうしようもない胸の痛さが少しだけ和らいだ。二人して笑いながら、花火の残骸を片付けた。 さて、そろそろ帰ろうかというときになって、英士がふと空を指差す。 「あ、月が見えてきた」 「えっ」 英士が指差す方向を見ようとする潤慶の隙を突くように、英士は掠める程度に潤慶の唇を奪った。 「な…」 「会えて嬉しいよ」 「なに…」 唖然とした様子の潤慶に、英士は勝ち誇ったような微笑みを浮かべる。 「これで満足でしょ?」 「何それ!」 「不意打ち」 「え〜、何それ! ヨンサかっこいい〜!」 その台詞に英士は呆れながらも微笑まずにはいられなかった。 「ああもう大好きヨンサ〜」 抱き付いてくる潤慶に驚きつつも、 「ヒロちゃんの次に、だろ?」 「あっもしかして根に持ってる? ヨンサかわいい〜!」 |
キスしてそして愛の台詞を囁き合うの!
アアなんてロマンチックなの…!
今宵全ては私達の幸せのために…☆
Jul.9,2001
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